三振前のバカ当たり

競馬のブログです。中央地方(主に南関重賞をメイン)海外問わず予想していきます。◎はとりあえず馬券圏内ならという消極的考えの元、それぞれ予想の根拠をつらつら書きながら楽しみたい、そんな感じのブログです。

ディープインパクトを偲ぶ

ただの思い出記事になりますが、どうしても書きたかったので書きます。

今でこそ中央地方問わず競馬をやっている私なのですが元々は親の影響とかでもなく、時々祖母の家でたまについていたフジテレビのスーパー競馬を見る程度でした。

競馬が楽しいと思ったのは2005年、ディープ3歳のときの頃で、ディープインパクトという強い馬がいるということは、テレビや新聞で知ってはいたのですが、神戸新聞杯の頃まではオンタイムで見たことがありませんでした。

で、たまたま見た神戸新聞杯、あぁ、普通に強いんだな、それだけの印象。
そして菊花賞
3冠はとにかくすごいくらいの印象しかなかったものの、アドマイヤジャパン以下を置き去りにしたその姿、完全に虜になりました。

当時、周りに競馬が詳しい友達がいて、その友達がダビつくを持っていて、試しに借りたらものすごく楽しくて、どんどん競馬を知りたくなっていき、気がつけば、2005年末、有馬記念
まぁ、菊花賞あとから競馬は欠かさず見るようになったのですが、まだ知識もそんなになかった私は、ディープが負けるなんてありえないと思っていました。

それが、まさかの2着。
開いた口が塞がらないとはこのことかと思いました。

まぁディープの4歳時の活躍は皆さんご存知の通り。
でも、凱旋門賞の時も勝てると思ったなぁ。
てか、ディープが後ろから差されるのかとも思ったし。

そんで4歳時の有馬記念
まぁ見事に勝ったのと同時に、もう見られないのかという思いも同時に込み上げたなぁ。
以降現在でもそんな思いになったのはいたっけなぁ、ウオッカの時くらいだろうか。

引退後は種牡馬としてすごい活躍。子どもがどんどん活躍していくんだもんね。

ということで、現役時としても、種牡馬としても、生前の活躍は皆さんが知っての通り、素晴らしいものでした。


さて、今回のディープインパクトの死因は頚椎骨折となりました。
人間でも頚椎骨折は大変な怪我ではありますが、馬にとっては心臓をやられてしまうくらいの怪我で、呼吸に影響を与えてしまうそうです。
そうなってしまっては流石に予後不良で、安楽死しか道はなくなってしまいます。

かねてから首に痛みを抱えていて、今回アメリカの獣医チームを呼んで日本で手術を行いましたが、残念な結果になりました。
ただ、これは医療ミスではなく、とても難しい手術であった結果で、手術に踏み切るのも大きな決断をしたものと思います。
ですので、手術をしたことに対して、スタリオンサイドや医療チームを責めてはならないと思います。

ただ、強いて言えば、社台スタリオンの徳武さんも言ってますが、種付け頭数の過多は一つの原因だとは思います。
サラブレッドは経済動物なので、仕方のない一面もありますが、サンデーサイレンス然り、アグネスタキオン(シーズン中の心臓麻痺で死亡)然り、マンハッタンカフェ然り、全部が全部ではないにしても、種付け頭数が毎年200頭を超える種牡馬は寿命が短い気がします。

ヨーロッパではガリレオなどの種牡馬は100頭くらいに絞っていて、ディープインパクトも種付け頭数を絞ろうということで、4000万に種付け料を引き上げたものの、やはり人気種牡馬。それでもオファーは尽きませんでした。

もちろん、種牡馬の成功には種付け頭数は必要ではありますが、ある程度実績を残せたのなら、線引をしなければ、馬にとっては負担になると思います。

もちろん、いろんな意見があっていいと思います。結局は経済動物となるので、仕方のない面もあります。
ただ、近年は引退馬の考えが変わってきたりしていますし、引退後の競走馬のあり方が変わってきています。
なので、このような人気種牡馬のケアも問われていくのかもしれません。

今回のディープインパクトの死が、今後の日本の馬のあり方へ何らかの影響があると思いますし、全てにおいて好転していくことを願いたいと思います。