4/19皐月賞
昨日の予想したレースは阪神10Rで寝落ちしたことにより、買えず。
中山グランドジャンプはやっぱりオジュウチョウサン。
これはいいとして、シングンマイケル…。
中山グランドジャンプの最終障害での落馬っていうのがまたね…。
2011年、東日本大震災で延期となって行われた、酷暑の時のレースを思い出す。
人気薄メジロラフィキが引っ張っていて、最終障害まで先頭も、最後は飛べる脚がなくてそのままつまずき、頭から落ちてそのまま死亡したレース。
柴田大知騎手がマイネルネオスで勝ったレースだったけど、それを思い出すなぁ。
あの時は酷暑、今回は大雨。どちらもタフな条件で、鬼門の最後の障害。
競馬にはつきものとはいえ、心が痛い。
アーリントンカップはタイセイビジョン。
とにかく強かった。
これは本番も楽しみ。
さて、皐月賞。
3強と呼ばれている今年の皐月賞だけど、馬場状態がいかんせんって感じ。
ただ、日曜は温度も高く、雨自体も土曜のレース後からはあがっている。
おそらく稍重だろうな。
てなことで…。
中山11R
皐月賞
◎サトノフラッグ
○ヴェルトライゼンデ
▲ダーリントンホール
△サリオス、ビターエンダー、クリスタルブラック
迷いに迷ったけど、本命サトノフラッグ。
弥生賞組の成績は確かに良くはない。
これは、弥生賞のレースラップと、皐月賞のレースラップが異なることに影響される。
弥生賞はトライアルレースでもあり、スローペースになりやすい。
しかし、皐月賞は前半が速いレースになりやすく、後にマイルで活躍するするような馬も来ることが多い。
そのため、弥生賞で好走しても、皐月賞では足りないということが多いからである。
今年に関して言えば、確かにキメラヴェリテ始め、逃げ馬はいる。
しかし、なんといっても土曜の雨。
これで、タイム自体は速くなることはまずない。
馬場も、強いていえば稍重まで回復するのが精一杯だろう。
土曜みたいに、雨が降りしきる馬場であれば、ダーリントンホールを本命にした、共同通信杯組をもっと上位に据えたが、回復していく馬場ならばディープ産駒のほうが分がある。
であるならば、重でまずまずやれて、良馬場の方がいいであろうサトノフラッグ。
母父ノットフォーセールはダノンファンタジーと一緒で、早い時期から活躍できる血統構成。
と同時に、馬場も回復したほうがいい血統でもあるので、鞍上込みで期待。
対抗ヴェルトライゼンデ。
前走内容は確かに物足りないものもあったが、トライアル仕様といえば確かにそうであった。
池添騎手の継続騎乗で、馬の癖は把握していると思うし、G1で強い騎手は、やはり期待したくなる。
父ドリームジャーニー然り、母マンデラの生んだ兄弟(ワールドエース皐月賞2着、ワールドプレミア有馬記念3着)からみるに、中山、ひいては皐月賞はいいはず。
そして、皐月賞自体外枠の成績はよく、今回はチャンスが大きいのではと思っている。
ドリームジャーニー産駒なので馬場不問だし、人気も手頃で楽しみ。
馬場が馬場なので、ダーリントンホールも上位に。
ヨーロピアンな血統馬らしく、脚が速くない馬なので、良馬場の皐月賞ならば1円もいらなかっただろうが、この馬場になってチャンスは生まれてきた。
おそらく34秒台、思ったより乾かなければ35秒台の上がり勝負になると思うので、この馬の上がりの限界が34秒台であるとすると、なんとか足りるのではないかと思っている。
サリオスは良馬場ならば本命視していた。
兄弟の距離適性の短さ、ハーツクライ産駒の皐月賞成績の悪さを考えると、ハーツクライに父が変わって、距離延長で補填しきれるかと言われれば、疑問視したいところもある。
ただ待つ良馬場ならば、速いペースで先行できる脚があるので、その点は有利だと思っていた。
しかし、どうもそういうわけにはいかなそうなので、スタミナ勝負となると、この馬には少し厳しい。
馬体が大きな馬なので、ちょっとやそこらでパワー負けすることはないだろうが、最後の急坂で脚がなくなる可能性は否めず、とりあえず4番手。
いい馬であることには変わりはない。
気になっているのはビターエンダー。
さすがに1枚劣るかなとは思うものの、調教過程もよく、仕上がりも良好。
馬場が悪くなったことで、チャンスが芽生えてきた。
オルフェーヴル産駒が同じ血統配合のドリームジャーニー産駒ほど中山を得意としているわけではなく、東京巧者な可能性は否めないが、一発があるならこの馬かなと。
あとは、キズナ産駒のクリスタルブラック。
前走はなかなか大味な競馬で京成杯を勝った。
スカイグルーヴがそこまで強くない可能性も否定はできないが、上がりが使えるということは証明できたし、何より中山が得意そう。
穴人気しちゃっているからそこまで美味しくはないのだが、もつれたときの出番は考えたい。
コントレイルは消し。
ホープフルステークスは強かったし、その前の東スポ杯2歳ステークスも強かった。
ディープ×アンブライドルズソングという、早熟血統なのが生きているのだと思う。
ただ、今の競馬で直行という表現はもはや死語になりつつあるとはいえ、昨年、サートゥルナーリアがホープフルから皐月賞を使い、勝ったのだが、直線はバテバテになって、よれてヴェロックスと接触してしまう事象があった。
外厩で調整できる今の競馬であるとはいえ、トライアルを使った馬と、そうでない馬の違いは最後の脚に出ることがあるという例なのだろう。
グランアレグリアみたいに、むしろ初戦がいい馬は、そういった間隔を開けていきなりG1という方がいいと思う。
ただ、サートゥルナーリアの当時は、ダービーを目標にしていたこともあって、馬体重も増えており、完調ではなかった。
その中で勝ち切ったのはさすがだが、500キロを超える馬体を持つサートゥルナーリアでさえ、最後はパワーがなくなりながらの勝利だった。
どういうことが言えるのか。
コントレイルは皐月賞と相性のいいディープ産駒で、強いパフォーマンスでこれまでやってきた。
中山2000適性はホープフルステークスで示した。
先行力もあるし、死角が少ないように思える。
だからこその一番人気なのだろう。
しかし、コントレイルの馬体重は前走で460キロそこそこ。
小柄である。
皐月賞は大型馬が活躍しやすい舞台でもあり、馬体重の面では不安である。
馬場も、サリオスにも言えたことだが、重馬場経験がなく、ましてや、パワーよりは断然スピード向きの血統構成で、回復しつつある馬場で、わりと内伸びだった土曜の芝傾向を見ても、救いはあるのだが、今回の皐月賞をこなせるほどのパワーはないと思う。
血統的に良くないサリオスを拾って、コントレイルを切ったのは、馬体重と血統から見たときのパワーの面である。
最後に、枠。
内伸びだった土曜中山芝なので、内をスイスイ進めれば、傾向が変わらなければ、先行力のあるコントレイルにはいいだろう。
しかし、皐月賞の1枠1番は死に目なのである。
最後に勝利したのは17年前のナリタブライアンで、馬券に絡んだのも08年のタケミカヅチが最後。
ノースヒルズの白帽子は結構アツいのだが、今回に限っては、2番枠ならともかく、最内枠は皐月賞では大幅マイナスである。
鞍上が詰まりやすいとかの問題ではなく、そういう運命という感じ。
長くなったが、コントレイルはこういう理由で切る。
わかるかな?
こんだけコントレイルを切る理由に文章を割いたということは、フラグなんですよ。
ということで皐月賞は以上。
アンタレスステークスねぇ、皐月賞が楽しみなのもあって、あまり興味ないんだよなぁ。
人気だけどベストタッチダウンは今後のためにも頑張ってほしい。
前走人気を裏切ったワイルドカードの巻き返しと、息を吹き返しつつあるリワードアンヴァルにも期待したいなと。
こんなとこかね。