12/19全日本2歳優駿、他川崎競馬
朝日杯、なんといってもクリノガウディーが惜しかったという感想しか出てこないです。
もちろん、グランアレグリアが3着に沈んだのは、アドマイヤマーズに騎乗のミルコJの好騎乗に過ぎませんし、牝馬、それも2歳ならばなおさらあのような牡馬のプレッシャーは堪えるんでしょうね。
その後のクリノガウディーの外差しですよね。いやぁ、興奮しました。
ちなみに、ミルコ-藤岡佑介Jの並びはチャンピオンズカップと同じですね。
藤岡佑介Jは今までThe中堅っていう感じでしたが、今年はとうとうG1も取りましたし、ようやくG1で一目置かれる騎手になったかと思います。今までもいい騎手と思っていたんですけど、今年はほんとに素晴らしい騎乗が数多く見られた1年に思います。
まだ終わっていませんが、今年も最後まで、そして、来年以降も見事な騎乗を我々に見せてほしいものです。
さて、前置きか長くなりましたが、水曜日は川崎競馬で2歳ダート界王者決定戦、全日本2歳優駿が行われます。
今年は正直混戦、人気は中央馬寄りに傾くとは思いますが、どうですかねぇ…。
川崎11R
全日本2歳優駿
◎ミューチャリー(3番人気6着)
○ガルヴィハーラ(1番人気3着)
▲メイクハッピー(4番人気4着)
△デルマルーヴル(2番人気2着)、ノーヴァレンダ(5番人気1着)、イグナシオドーロ(7番人気14着)、ウィンターフェル(6番人気5着)
本命は船橋のミューチャリーです。鞍上尊師ということは勿論あるのですが、なんといっても前走鎌倉記念は圧巻でした。あの内容ならば現時点で地方馬のトップクラスと言えるでしょうし、中央馬相手にも引けを取らないと思います。距離は100m伸びますが、2、3歳春までではパイロ産駒は、血統次第では2000までは持つ馬も出てきており、この馬も母父ブライアンズタイムなら大丈夫かと思います。
ハセノパイロも今年は大活躍しましたが、去年のこのレース3着ですし、ここをステップに、来年の南関クラシックを賑わせてほしいです。地方からのスター候補誕生に期待します。
鞍上クリストフ・ルメール、父ゴールドアリュール、萩原厩舎、馬主キャロットファーム、つまりノーザンファーム生産。今年の秋はとにかくノーザンファーム祭りであるのですが、ガルヴィハーラもこれに続くと思われます。血統的には、ラーイが入ってるのであまり長くなるのは良くないでしょうが、前走と同距離ならまず問題ないでしょう。
プラタナス賞はまずまずのスタートを切って、馬群の中団を道中進み、直線外に出して差すという競馬でした。直線入口から鞍上が手綱をしごきましたが、意外と反応はいい方ではありません。ただ、残り200からしっかり伸びたのは好感です。左回りはとりあえず問題なさそうで、地方交流ならば、前走より位置取りは自動的に前につけられそうで、直線の短い川崎ですが、ラストは確実に伸びるので、届くと思います。ただ今回は対抗にします。勝ち切りは十分あると思います。
メイクハッピーもいい馬だと思います。新馬戦も先行策で完勝、2戦目カトレア賞も難なく勝ちました。ガルヴィハーラに負けないくらいの成績ですが、ルメールJがガルヴィハーラを選んだということで、3番手にしたということですが、引けは取らないです。吉田和子オーナーがアメリカから買った馬ですし、このレースのみならず、今後も期待が持てます。
デルマルーヴルは前走兵庫ジュニアグランプリを強い競馬で勝ちました。血統はパイロ×コマンズなので、本質的にはダートのスプリンターのイメージが強いですが、中山ダート1800で未勝利勝ちですし、2歳なら距離はこなしてくれると思います。
ノーヴァレンダはこのメンバーに入ると、少し力が劣る印象です。3戦2勝(最初の新馬戦は右前肢跛行で競走中止)ですが、もちの木賞の相手は次走人気で大敗したり、掲示板に入れないようなメンバーばかりで、上位評価の馬達と戦ってどうなんだろうというのはあります。
厩舎的にも少し見劣りしますし、鞍上は今年サンデーレーシングの心を掴み、リーディング上位の北村友一Jですが、やはり総合的に劣ると判断してます。
これで血統の裏付けでもあればいいのですが、ダイワメジャーとなると、川崎の大舞台は…といったところです。
であれば、毎年2歳馬レベルの高い道営組より、中央交流重賞北海道2歳優駿のワンツー組を推奨したいです。並びは発表の着順ではなく、本来の、写真が映し出してる並びで表してます。
ヴィットリオドーロの初年度産駒のイグナシオドーロですが、前走は中央馬相手に逃げて、実質勝利。グランド牧場生産で、未だにグランド牧場が所有している地方馬は、地方競馬ではこういうレースのみならず、下級条件でも買えます。火曜時点ではウィンターフェルより人気はないですが、ウィンターフェルは外枠を引きましたし、先行して自分の競馬ができればといったところです。
ウィンターフェルも悪くはないと思います。枠が外なのはきついですが…
他の川崎
2R
◎クラウニングデイ(1番人気1着)
ひとまずここは手堅く当てたいですね。馬場を踏まえても頭で勝負したいですね。
4R かがやき賞
◎マルク(1番人気1着)
今回乗り替わりとはいえ、道営時代には跨ってた服部Jが鞍上なら問題ないでしょう。距離適性は問題なく、ここも手堅くいきたいですね。
5R ジオファーム今年もありがとう記念
◎サムシングクール(1番人気4着…)
ヘニーヒューズ産駒の距離短縮、川崎移籍2戦はどちらも先行してまずまずのレースでしたが、バテず伸びずといった印象で、今回の短縮は好感が持てます。
7R よみうりランド杯
◎ノボミリオンヌ(1番人気6着)
尊師ですからね、前走矢野ちゃんがやってくれたような競馬を尊師が再現してもらえたら、ありがたいです。
9R 開設８周年記念 ジョイホース横浜賞
◎サウスグローリー(5番人気2着!)
距離短縮した前走は全くいいところがなかったですが、距離を戻して先行できれば、といったところです。
大外は痛いですが…。
10R チャーチルダウンズ杯
◎ガヤルド(1番人気4着…)
☆オールザベスト(6番人気8着)
脚質を考えても、ガヤルドの優位は動かないと思います。基本は人気になる、この馬の両隣の馬でいいと思いますが、穴ならば先行できる脚のあるオールザベストだと思います。
水沢では重賞勝ちもある馬で、川崎に移籍した初戦から8ヶ月が空きましたが、前走のように前目で競馬できれば。
12R 寒昴（かんすばる）特別
◎ラヴァーズインメイ(1番人気1着)
人気馬ばかりあげて申し訳なく思いますが、正直明日はそこまで荒れないのでは、とも思います。脚質は今の川崎に合いそうですし、枠なりの競馬ができればいいでしょう。
